スピードマスター大好き♪



1950年代、モータリゼーションの時代を迎え、飛行機で世界を移動することが当たり前になり
つつあった世の中で、時計も実用的なものがもとめられていた。そんな中、1955年に「シーマ
スター300」が開発される。その視認性を考えたデザインは、従来のドレスウォッチの風潮を
打ち破るものだった。さらにOリングや強化ガラスを採用し、120m防水を実現。その堅牢なケ
ースやデザインコンセプトは、後にスピードマスターに受け継がれることになる。
スピードマスター誕生のもうひとつの要因として、レマニア社の時計技師アルバート・ピゲによ
るCal.321の開発が大きな位置を占めている。1942年、オメガはレマニアと共同で、「27mm以
下、30分、12時間積算計のついたキャリバー」の開発に着手し始めた。そしてその4年後、小
型化・高精度化した名作ムーブメントが誕生する。  
キャリバーとケース、そして時代のニーズ、これらがすべて出揃った1957年、オメガはシーマ
スター300のケースをより強化し、新たにタキメーターベゼルを装備した「スピードマスター」を
発表。当初はモータースポーツでの使用をイメージして開発されたが、その比類なき精度、耐
久性の高さは宇宙でも生かされることになる。

オメガ スピードマスターギャラリー
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スピードマスターは1964年、NASAによる宇宙の過酷な環境を再現したテストに耐え抜き、
1966年NASA公式時計に選ばれる。1969年にはアポロ11号の月面着陸に同行し、「ムーンウ
ォッチ」の称号を獲得。また、宇宙で使える時計は同時に、極地の厳しい環境にも耐えうると
評価され、1968年、ラルフ・プレイステッドの北極探検、1989年のラインホルト・メスナーの南
極徒歩横断、1992年の風間深志によるバイクでの南極点到達などにも携行された。
1950年代にはほぼ完成していたスピードマスター、その遺伝子を受け継いだモデルが今も数
多く発表され、多くの支持を得ている。

A surmountable profile, rich in heritage and impressive in design... Omega Speedmaster 
Broad Arrow moonphase chronograph for men in premium grade steel. Inspired by the first 
watch worn on moon, designed and created by Omega. "Flight qualified by NASA for all 
manned space missions" is engraved on the caseback. Omega precision, manual 
mechanical movement. Strapping brushed steel case is presented on the signature 
brushed steel bracelet with polished steel highlights. Polished steel tachometer bezel 
frames the white dial with distinctive, broad arrow hands, three subdials, a moonphase/
date subidal and silvery colored baton markers. Small seconds, 30-minute and 12-hour 
registers.

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オメガ スピードマスターギャラリー
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